2月3日は節分です。
翌日からは本格的に2020年、
令和2年度の始まりです。
毎年、有名人の方々が、
神社仏閣で豆まきをする映像がテレビで観られますね。
節分って、一体何なのか?
ご存知ですか?
節分の由来
本来、節分は雑節の一つで、
各季節を分けることも意味する節分は、
立春、立夏、立秋、立冬の前日
のことで、年に4回あります。
雑節とは?
雑節とは、
十四節気・五節句などの暦日のほかに、
日本人の生活文化・農作業に照らし合わせ生まれた、
日本独自の季節の切り替わりの目安です。
カレンダーに記されていますよね。
先人の知恵と経験の賜物、
特別な暦日です。
日本の気候風土に合わせたものなので、
より的確に季節をつかめるのです。
一般に雑節と呼ばれるのは、9つあります。
- 節分
- 彼岸
- 社日
- 八十八夜
- 入梅
- 半夏生
- 土用
- 二百十日
- 二百二十日
必ずどれかは目にしていますよね?
立春が節分になった訳
太陰太陽暦(旧暦)では、
立春に最も近い新月を元日とし、
月(太陰)の満ち欠けを基準にした元日(旧正月)と、
太陽黄経を基準(節切)にした立春は、
ともに新年と捉えられていました。
旧暦12月末日(大晦日)と
立春前日の節分は、
ともに年越しの日と意識されるようになり、
旧暦では春から新しい年が始まったため、
立春の前日の節分(2月3日頃)は、
大晦日に相当する大事な日となったのです。
よって、江戸時代以降は、
立春の前日の節分が重要視され、
節分といえばこの日を指すようになりました。
※旧暦は天文学上のものです。
地球の公転周期(365.24日)はズレが生じるので、
節分などの旧暦の暦が年によっては違います。
毎年の2月3日が、
必ず節分ではないということなのです。
節分にちなんだ風習も
春から新しい年が始まるということで、
今も節分を、
「 年越し 」や、「 年取り (数え年)」
と呼ぶ地域があるのは
この名残とも言われています。
現在は「古い風習」として捉えられ、
一般的に年齢を書く場合は満年齢を書きますが、
高齢者の方には
数え年の文化が残っています。
数え年とは、生まれた日を1歳とし、
誕生日に関係なく、
新年は年を取る数え方のことです。
みんなおめでと~!!
誕生日前日24時を過ぎた時点で
加齢・加年する数え方を
「 満年齢 」「 満 」といい、
生まれた年を「 0歳 」「 0年 」として
暦年が変わるごとに加齢加年する数え方を
「 周年 」と言います。
一部引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/節分
邪気払いをする
昔から
季節の分かれ目、
特に年の分かれ目には
邪気が入りやすいと考えられてきました。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/節分
最も古い文献での記録は、
室町時代の応永32年(1425年)
正月8日(節分)に、
公家や武家での習わしとして、
邪気払いの豆まきが行われたという
そのような記録が残っています。
豆まきの由来は?
昔から季節の変わり目には、
邪気(鬼)
が入りやすいと考えられているので、
節変わりに体調を崩しやすくなるのも、
このためかもしれませんね。
邪気を追い払うために
古くから豆まきの行事は行われていました。
どんな豆をまくの?
昔の人は、
豆=穀物
は、
穀物の霊力が宿っているとされていて、
「 生命力と魔除けの力を持っている 」
と考えていました。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/節分
豆まきには、炒った豆を使います。
なぜ炒った豆をまくのかと言いますと、
豆( 魔目 ) = 魔滅( まめ )
で、
魔(鬼)を滅する
ことを意味するからです。
「 魔目(まめ)」
を鬼の目に投げて鬼を滅する
「 魔滅(まめ)」
に通じることからのようですよ。
地方によっては落花生をまきますが、
例えば生の豆を使う際、
芽が出る寸前の春の豆は生命力の象徴で
縁起が良いとされてはいますが、
拾い忘れた豆から芽が出てしまうと
縁起が悪いのです。
炒る = 射る
とも考えられ、
鬼や大豆は陰陽五行説の、
“ 金 ”
になるのですが、
この、
“ 金 ”
の作用を滅する、
“ 火 ”
で大豆を炒ることで、
鬼を封じ込めるという意味があります。
そして、
その豆を人間が食べることで、
鬼退治をした(射る)
ということになるそうですよ。
豆まきの仕方
まずは、
炒った豆を枡に入れて、
神棚があれば神棚にお供えし、
神棚がない場合は南の方角に置きます。
夜も更けてきたら、
家中の戸や窓を開けておきます。
そして、
一番奥の部屋から豆をまいていきます。
この時、
家長、もしくは年男年女が豆をまき、
『 鬼は外!!福は内!! 』
と、大きな声で唱えながら
家の外と内にまいてください。
まずは窓の外に向かって豆をまき、
鬼が入って来ないように
すぐに戸や窓を閉めます
閉めたら内に豆をまきます。
そのようにして玄関まで豆をまき終え、
閉めたら鬼は入って来られません。
ここで注意が一つ。
外に向かって豆をまく際に、
道路に面していたりすることもあるので、
その場合は、人や車に当たったりしないよう、
窓際の床に向かって
強めに豆をまくと良いと思いますよ。
まいた豆は?
豆まきが終了したら、家族で集めてきます。
来年の節分まで無病息災で過ごせるように、
満年齢 + 1歳 = 数え年
の豆の数を食べます。
新年の厄祓いなので、
数え年分の豆を食べます。
地方によっては様々な方法があり、
それはご家庭も然り。
必ずこの方法が正しいというものはありません。
ご自分の、ご家庭の豆まきを、
ご家族みんなで取り組むことが
何より正しい厄払いとなるはずです。
恵方って何?
よく、
今年の恵方は?とテレビなどでもありますね。
恵方とは、
歳徳神( としとくじん )という、
神様の在位している方位が恵方です。
または明の方( あきのかた )とも言います。
歳徳神は、
その年の金運や幸運を司る、福徳の神様で、
年徳、年神様、正月様などとも呼ばれています。
節分の恵方巻きを食べるときだけではなく、
初詣も恵方の方向の神社に参ったり、
その方角に向かって事を行うことで
万事に吉とされるのです。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/歳徳神
歳徳神のいる場所は毎年変わり、
その度に恵方も変わります。
※ 恵方の動き方は割愛します~。
2020年の恵方は、
西南西
です。
鬼が嫌いなもの
節分の豆まきも鬼退治ですが、
魔除け・厄除けもあるのです。
鬼には嫌いなものがあります。
柊の葉の棘
と、
鰯( いわし )
です。
柊は
鬼の目を刺すので門口から入れなくなり、
鰯は、
焼く臭気と煙が嫌いで、
鬼が近寄らないそうです。
※ 鰯の臭いで鬼を誘い、柊の葉の棘が鬼の目を刺すとも。
鰯の頭を焼いて
臭いを強くしたものを柊の枝に刺し、
それを玄関先に取りつけ、
「 焼嗅( やいかがし ) 」
「 鰯柊 」
「 柊鰯 」
「 柊刺し 」
と呼ばれる、
鬼が入って来ないようにする風習があります。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/節分
地方によって、様々な風習がありますが、
強い臭いのものや棘のあるもの、
音の出るものは、
魔除け・厄除け効果が高いとされています。
これは節分とは別ですが、
鬼門と裏鬼門には、
柊ナンテンを置いておくことで、
厄除けが出来ますよ。
良い一年のスタートに!!
毎年おなじみの豆まきも、
新年を迎えるための邪気祓い行事です。
節分には、豆まきをして恵方巻を食べて、
今年も元気で暮らしましょう!!
と、
まいた豆を
歳の数だけいただく・・・。
このような感じが良いと思います。
家族が笑って、
来年もまたみんなで豆まきができますように。
これは一番最高なスタートではないかと
節分前に思うのです。
tsuyochii
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